冬のツーリングの防寒装備|電熱グローブ・ウェアの選び方
冬のツーリングに向けた防寒装備の考え方を、手元・体幹・下半身と足元・電熱装備の電源に分けて整理しました。電熱グローブやウインタージャケットなど、当サイトで仕様をまとめたモデルの記事もあわせて紹介します。

冬のツーリングは、走行中に受ける風で体が冷えやすく、出発前の準備で快適さが大きく変わります。この記事では、首・手・体幹・足元の順に防寒装備の考え方を整理し、当サイトで仕様をまとめている電熱グローブやウインターウェアへの記事をあわせて紹介します。仕様と価格は各メーカーの公式情報にもとづき、価格はメーカー希望小売価格(2026年11月4日時点)です。
冬のツーリングで体が冷える理由と装備の考え方
バイクは走行風を全身で受けるため、同じ気温でも歩いているときより体感が低くなりがちです。防寒を考えるときは、次の3つを分けて考えると装備を選びやすくなります。
- 風を通さない:いちばん外側に防風性のあるジャケットやパンツを着る
- 熱をためる:中綿やフリース、インナーで体温を逃がしにくくする
- 熱を足す:電熱グローブや電熱インナーなど、電気で温める装備を使う
重ね着は、肌に近い層・保温の層・防風の層の順にすると、気温や走る時間に合わせて脱ぎ着で調整しやすくなります。厚着をしすぎると腕や肩が動かしにくくなることもあるため、出発前にライディングポジションをとって動きやすさを確認しておきましょう。
手元の防寒:ウインターグローブと電熱グローブ
手はハンドルを握ったまま風を受け続けるため、冷えを感じやすい部分です。グローブは大きく、電源を使わないウインターグローブと、ヒーターを内蔵した電熱グローブに分かれます。
- RSタイチ RST664 カーボン ウインターグローブ:防水透湿素材ドライマスターを使った秋冬用グローブで、大型の手首フラップがあります。メーカー希望小売価格は10,560円です。
- コミネ EK-217 電熱グローブ:7.4Vのカーボンファイバーヒーターで、温度は3段階です。電源は別売りで、専用バッテリーセット、USBコンバーター、シガーソケットケーブルのいずれかが必要です。メーカー希望小売価格は17,600円です。
- RSタイチ RST665 e-HEAT グローブ:指先までヒーターパネルを配置した電熱グローブです。電源は充電器・バッテリーセットか、車両バッテリー接続ケーブルセット(いずれも別売)。専用バッテリー2個使用時の持続時間は、メーカー表記でハイパワー約3時間30分、エコノミー約7時間です。メーカー希望小売価格は19,800円です。
電熱グローブは本体だけでは使えないモデルが多く、電源を別に用意する必要があります。予算を考えるときは、本体と電源をあわせた金額で比べましょう。ほかの電熱製品は、サイト内の「電熱・ヒーター」のタグからまとめて見られます。
体幹の防寒:ウインタージャケットと電熱インナー
体幹が冷えると全身が冷えやすくなるため、上半身は防風のアウターと保温の層を組み合わせるのが基本です。
- デイトナ DJ-035 タフナイロン冬ジャケット:厚手ナイロンの表地に中綿(ボディ80g、スリーブ60g)を入れた秋冬向けジャケットで、肩・肘・背中にプロテクターがあります。メーカー希望小売価格は22,880円です。
- ヒートマスター LT 12Vヒートインナージャケット:車載12Vバッテリーから給電する電熱インナーで、両胸・首・背部・腕部の6か所にヒートパネルがあります。消費電流は仕様表で約4Aとされています。メーカー希望小売価格は42,900円です。
車両のバッテリーから電熱ウェアに給電する場合は、車両の発電量や、ほかの電装品との合計の消費電流に余裕があるかを、車両の取扱説明書や販売店で確認しておきましょう。
下半身と足元の防寒:パンツとシューズ
膝や太ももは走行風を正面から受けるため、下半身の防寒も忘れずに用意したいところです。
- RSタイチ RSY558 ウインドストップ ソフトシェルパンツ:防風・ストレッチのソフトシェル生地に、フリースの裏地を組み合わせた秋冬向けパンツです。膝にCE Lv.1ソフトプロテクターが入ります。メーカー希望小売価格は21,120円です。
- RSタイチ RSS014 ドライマスター ブレイク シューズ:防水透湿素材ドライマスターを使ったハイカットのライディングシューズで、メーカーはEN13634:2017のCE規格レベル1の保護能力としています。メーカー希望小売価格は23,980円です。
冬は路面が濡れていたり、朝夕に気温が下がったりすることもあります。足元は防水性のある靴を選び、厚手の靴下をはくときは、その靴下でサイズが合うかも確かめておくと安心です。そのほかのウェアやブーツは、カテゴリー「ウェア・グローブ・ブーツ」の一覧にまとめています。
電熱装備の電源と出発前のチェック
電熱装備を使うときは、電源の方式を先に決めておくと、必要なものが整理できます。
- 専用バッテリー式:配線が要らず、バイクを降りても使えます。持続時間は温度設定や条件で変わるため、メーカーの表記を目安にし、予備バッテリーの有無も検討しましょう。
- 車両12V給電式:バッテリー切れの心配が少ない一方、車両への配線が必要です。取り付けに自信がない場合は販売店に相談しましょう。
- USB給電式:対応するモデルなら、ハンドルまわりのUSB電源から給電できます。たとえばデイトナ 46393 USB電源はUSB Type-AとType-Cを1ポートずつ備え、1ポートあたり最大30Wの出力です(メーカー希望小売価格5,830円)。使いたい電熱製品の必要な電圧・出力に合うかは、必ず両方の仕様で確認してください。
出発前には、次の点もあわせて確認しておくと準備がスムーズです。
- 電熱装備のバッテリーを満充電にしたか、ケーブルの差し込みに緩みがないか
- グローブを着けた状態でスイッチやレバーを操作できるか
- 首元や袖口、裾から風が入る隙間がないか
- 日没が早い時期のため、帰りの時間と走るルートの路面状況(凍結の情報など)
まとめ
冬のツーリングの防寒は、防風のアウター、保温の層、電熱装備の3つを組み合わせて考えると整理しやすくなります。手元はウインターグローブか電熱グローブ、体幹は冬用ジャケットと電熱インナー、下半身は防風パンツと防水シューズが基本の組み合わせです。電熱装備は電源が別売りのモデルが多いため、電源方式と合計の予算を決めてから選びましょう。各モデルのサイズや最新の価格は、購入前にメーカーの公式ページで確認してください。
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